転職の方法っていくつかあるんだけど自分の場合は転職エージェントを使った。エージェントが一番良いってわけじゃなく自分に一番あった方法を選ぶのがいい。
ちなみにめちゃ優秀な人は転職サイトや転職エージェントを使わなくても普通に知り合い経由で引き抜かれて行く。
転職エージェントに登録するとすぐに面談の打診がくるので日時を決めるとweb履歴書と職務経歴書を書いてきてねとサラッと言われる。職務経歴書は自分が入社からどんなことをなんの為にやってきてどういった成果を残してきたのかをまとめるんだけど、結構大変で普段から自分の仕事の棚卸しをしてないとなかなか書けない。自分はかなり苦労した。
エージェントの事務所に行くと早速担当者と面談が始まって事前に伝えた気になっている会社や希望の職種に当てはまる求人を紹介される。あと書いた職務経歴書についてもこうした方が良いっていうアドバイスをされる。1時間くらいだったと思う。
面談が終わったら後はスマホアプリにエージェントが勧める求人が届くので勝手に応募していくんだけど応募することでエージェントが自分の代わりに職務経歴書を企業に送ったり細々したやりとりを勝手に行ってくれる。これがエージェントを通す一番のメリットになる。もし何社受ける場合、エージェントを使わないと働きながらこれらを自分で全てやることになる。希望する企業の人事部も基本は平日の9時から17時くらいしか対応できないから効率よく人事部とやりとりしてくれる分身がいると助かるし自分の場合は絶対必要だった。
応募した企業へはエージェントから職務経歴書が送られて企業が欲しい人材とマッチすれば採用試験を受けることができる。その後は企業の採用ルールによって違うが基本的には新卒の採用と同じ流れになる。自分の場合は一次試験としてwebテストを受けることになった。
webテストについてはSPIやらSCOAやら色々あるが基本的なことを知ってるか問う程度のものも有ればガッツリ落としにかかってくるものもある。これも企業によって違う。当然大手になればなるほどテストのレベルも高くなる傾向にあると思う。また性格分析だけに特化したものもある。自分の場合はテスト半分性格分析半分といった感じだった。
一次試験合格後は面接に進むことになる。面接は人事部、所属先、役員面接の３パターンがあってこの中のうち２つ実施したり全部実施したりする。面接の内容は新卒とやはり違ってくる。それなりに働いてきたわけだからなぜ転職するのか、どういうやばい状況(笑)を経験してきたのかといったことから実務の知識やスキルを問われる質問が飛び交うことになる。ただそこまで警戒しなくても堂々と答えれば良いと思う。というのはもしここで答えた内容に対して強くダメ出ししたり圧迫をかける企業は正直おかしな倫理観を持ってる可能性が高いと思うからやめたほうがいいし面接の時点で分かっただけラッキーと思うくらいでいい。
もちろん強気や自慢げ話すのは論外だけどここまで来たら自分のやってきたことに自信を持ってはっきり答えることが一番説得力があるしまともな企業ならそれを否定するような事は絶対に言わない。
あと待遇についてだけど面接の段階でそれとなく聞かれることが多いと思う。簡単に言えばいくら欲しいの？っていうことだけど特にこだわりがなければ「御社の規定に沿って決めていただければ構いません」と答えるのが無難かな。
面接が終わって無事採用内定通知をもらえてからもエージェントには必要な書類の提出や待遇の確認といったことをやってもらう。同時に今所属している会社へ退職を伝える際のアドバイスもしてくれる。最終的に採用内定を受けることを企業へ伝えた段階でエージェントにしてもらう仕事は終わる。
エージェントを使うメリットについて書いたがほとんどのエージェントは無料で利用できる。どうしてかというと報酬は採用した企業側から払われるから。企業の採用部門って結構求職の応募が来るようで全てをその部門で確認して振り分けるのはめちゃ大変。そこでエージェントが企業に応募する前にある程度企業の要望にマッチした人を選別してる。一次試験に進めなかった場合企業側が断るだけじゃなくエージェントが事前に企業要望とマッチしないって事で応募してないってこともある。そうじゃないと企業がエージェントに報酬を払う意味がないから。ちなみに報酬の相場は採用者の年収の３割程度らしい。多いか少ないかはわからないけど転職エージェントっていう職業がなり立つのなら妥当な金額なのかなと個人的には思う。
